- 2022-4-15
- 【徹底解説ブログ】, レシプロソー, 充電工具, 充電式レシプロソー, 電動工具
- BOSCH, アサダ, ハイコーキ, パナソニック, マキタ, マキタ レシプロソー, レシプロソー, 充電式レシプロソー
レシプロソーとは
レシプロソーとは、細長いブレードを往復させ、様々な材料を切断する電動工具です。パイプや鉄管、木材といった柱状の部材の切断が主な目的となっています。レシプロソーと切断を目的とする他の電動工具を比較するとキックバックや巻き込みなどの危険性が低いため、比較的安全に作業できます。正確さが重要となる作業では丸ノコやジグソーといった切断工具が適していますが、解体作業や、樹木・竹などの剪定といった場面で力を発揮します。
細長くコンパクトなタイプのレシプロソーも販売されているため狭い場所での作業にも対応できます。レシプロソーは手軽さと安全性を兼ね備えた汎用性の高い電動工具なので、一般のご家庭での利用から本格的な解体作業などの現場といった幅広いフィールドで活躍しています。
レシプロソーは替刃を交換することで様々な部材を切断することができます。替刃の取付け構造がメーカーによらずほとんどのモデルで共通であるため替刃の互換性が高く、ランニングコストに優れているというメリットもあります。
レシプロソー(セーバーソー)【激安通販ウエダ金物】公式サイト
レシプロソー セーバーソー
レシプロソーはメーカーによってはセーバーソーと表記されていることがありますが、呼び方が違うだけで同じ物を指しています。
レシプロソーの「レシプロ」は往復運動という意味の「reciprocating」という英語からきています。英語表記は「reciprocating saw」であることからこちらが主流であるようです。
セーバーソーは西洋風の剣である「saber(サーベル・セーバー)」と形が似ていることからきています。
レシプロソー 選び方
レシプロソーを選ぶ場合、「動力源(充電式・コード式)」、「切断能力」の2点が重要になってきます。
どこで使うのか、何を切るのかという目的に沿って適したレシプロソーを選ぶようにしましょう。
①動力源
レシプロソーは、充電式(コードレス式)とコード式(AC電源式)の2つに分けられています。
充電式レシプロソーはバッテリーを使用するので、電源の有無を問わず、取り回しがしやすいのが特徴です。
バッテリーと充電器が必要になるため導入コストが高くなる傾向がありますが、狭い場所での作業でも使われることが多いレシプロソーとは相性がよく、主流となっています。
コード式レシプロソーは機動性という面では充電式レシプロソーに劣りますが、電力供給の安定性では上回るため連続作業やパワーの必要な場面で活躍します。
またバッテリーや充電器が不要なので充電式レシプロソーよりも安価で購入することができます。
②切断能力
切断能力とは、その機種がどれくらいのものを切断することができるかの目安となる数値で、各機種ごとに記載されています。
上記の「パイプ130mm、木材255mm」は「パイプは130mmの太さ、木材は255mmの太さ」というように対応する太さを示しています。
長い替刃を使えば切断できる太さを大きくすることは可能ですが、本体への負荷の上昇などの面から記載されている最大切断能力や最大切断径は守るようにしてください。
30mmの手軽なものから200mm以上のパワフルなものまであります。
中でも、人気が高いのは130mmのレシプロソーで、各メーカーから様々なものが発売されており、ラインナップが豊富です。
動力源と切断能力はご自身の用途によってある程度決まってくるので、用途を明確にすることがレシプロソー選びで重要になります。
レシプロソー 替刃・ブレード
レシプロソーは刃を付け替えて使用することができ、様々な種類の替刃が販売されています。レシプロソーを使用する際には替刃の選び方も重要で、切断する素材に応じて替刃を変える必要があります。
※レシプロソー替刃とレシプロソーブレードはどちらも替刃のことを指します。
替刃は大きく4つに分かれています。
木材用・塩ビ用・鋼材用・ALC用
刃の数が多いほど目が細かく、切断面がキレイになり、逆に刃が少ないほど目が粗く、切断スピードが速くなります。
詳しいレシプロソーの替刃・ブレードの選び方は別記事で解説しているのでぜひご覧ください!
◆オービタル機構◆
→通常は前後のみに動くレシプロソーの刃に上下の動きを付けることで切断スピードとパワーが上昇します(通常より振動が大きくなるため切断面は粗めになります)
◆低振動機能◆
→バネやおもり、空気圧力などを利用し機体の振動を軽減する事ができるモデルもあります。より高精度な作業が可能になり、通常よりも疲れにくいという特徴もあります。
◆防塵防滴◆
→作業現場の粉塵や水滴から機体を守ります。各機種ごとに異なります
選び方 まとめ
メーカーページや販売ページの仕様に書いてある本体の切断能力を確認する
切断する部材に応じた替刃を選ぶ。
レシプロソー おすすめメーカー
レシプロソー おすすめ機種
切断能力130mm
各メーカー主力商品が多い切断能力130mmモデルのウエダオススメ商品はこちら!
マキタ JR002GRDX
切断スピードが世界最速の充電式レシプロソー。(36Vクラス充電式レシプロソーの鉄工切断において。2022年1月時点)ブレード軌道の見直しとオービタル機構でスピード解体が実現。マキタ独自の低振動機能「AVT」で圧倒的低振動。
切断能力 |
パイプ:130mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0~3,000 |
ストローク長(mm) | 32 |
重量(kg) | 4.5 |
マキタ JR002GRDX 40Vmax充電式レシプロソーを【徹底解説】
マキタ JR188DRGX
130mmの切断能力を維持しつつコンパクト重視の設計で取り回し性が上昇した充電式レシプロソー。LEDライト搭載で薄暗い場所でも使用可能!
切断能力 |
パイプ:130mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0~3000 |
ストローク長(mm) | 20 |
重量(kg) | 2.8 |
マキタ JR188DRGX 18V-6.0Ah充電式レシプロソー
マキタ JR3051T
マキタのコード式レシプロソーのベーシックモデル。447mmのコンパクトボディとコード式のパワフルさを兼ね備えたレシプロソー。
切断能力 |
パイプ:130mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0~3000 |
ストローク長(mm) | 30 |
重量(kg) | 3.3 |
マキタ JR3061T
高能率切断&優れた耐久性のミドルクラス!縦クランクで食いつきもよくパワフルな切り心地!
切断能力 |
パイプ:130mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0~3000 |
ストローク長(mm) | 32 |
重量(kg) | 3.8 |
マキタ JR3070CT
クラス最高のパワーと低振動機能「AVT」で快適、高能率な切断作業を実現!ダイヤル変速とオービタル機構で様々な部材に対応可能。
切断能力 |
パイプ:130mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0~2800 |
ストローク長(mm) | 32 |
重量(kg) | 4.4 |
HiKOKI CR18DBL(LXPK)
オートモード搭載で作業中の負荷に合わせて最適化するため、騒音を抑え、電力消費も抑える!ブラシレスモーター採用でボディのスリム化も実現。マルチボルト蓄電池使用。
切断能力 |
パイプ:130mm |
ストローク数(min-1)[回/分] |
低速:0~1,600 |
ストローク長(mm) | 32 |
重量(kg) | 3.3 |
HiKOKI CR18DBL(LXPK) 18V-5.0Ah充電式レシプロソー
HiKOKI CR36DA(XP)
36Vバッテリー採用でコードレストップクラスの切断スピード!低振動機能とオービタル機構搭載。4つの速度モードで幅広い作業に対応!
切断能力 |
軟鋼パイプ:130mm |
ストローク数(min-1)[回/分] |
低速:0~1,700 |
ストローク長(mm) | 32 |
重量(kg) | 4.5 |
HiKOKI CR36DA(XP) 36V-2.5Ah充電式レシプロソー
HiKOKI CR13VEY
5つの速度モードとオービタル機構で作業時間の短縮が可能!さらにHiKOKI独自の低振動機能(ツイン回転式カウンタウェイト)でブレを抑えて、狙いやすい!
切断能力 |
塩ビパイプ:130mm |
ストローク数(min-1)[回/分] |
最低速:0~1,200 |
ストローク長(mm) | 32 |
重量(kg) | 3.9 |
パナソニック EZ45A1LJ2F-H
電池を替えるだけで1台の工具が18Vにも、14.4Vにも対応する「デュアル」システムによって作業に応じて使い分けOK!防塵耐水IP56でホコリ・粉塵・雨・水しぶきに強い。
切断能力 |
金属管:130mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0〜2250 |
ストローク長(mm) | 28 |
重量(kg) | 3.25 |
パナソニック EZ45A1LJ2F-H 14.4V-5.0Ah充電式レシプロソー
アサダ RP130
切断能力 |
管:130mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0~2,700 |
ストローク長(mm) | 29 |
重量(kg) | 3.8 |
アサダ RP130 タイガーソー130V コード式レシプロソー
コンパクト(切断能力50mm)
コンパクトで取り回し抜群の充電式レシプロソーです。一般のご家庭での使用にもおすすめです
マキタ JR104DSH
力の要る作業や保持したいときの「パドルスイッチ」と高い場所や狭い場所の作業で使う「トリガスイッチ」を使い分け自由自在!(マルチポジションスイッチ)バッテリを含めても1.3kgという軽さも魅力。
切断能力 | パイプ・木材:50mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0〜3,300 |
ストローク長(mm) | 13 |
重量(kg) | 1.3 |
マキタ JR104DSH 10.8V-1.5Ah充電式レシプロソー
マキタ JR144DRF
小型・軽量ボディに14.4VLi-ionバッテリを搭載し作業能率アップ(マキタ10.8V商品と比較)マルチポジションスイッチ。レシプロソー刃とジグソー刃どちらも使える!
切断能力
|
パイプ:50mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0〜3,000 |
ストローク長(mm) | 13 |
重量(kg) | 1.6 |
マキタ JR144DRF 14.4V-3.0Ah充電式レシプロソー
マキタ JR184DRG
小型・軽量ボディに14.4VLi-ionバッテリを搭載し作業能率アップ(マキタ10.8V商品と比較)マルチポジションスイッチ。レシプロソー刃とジグソー刃どちらも使える!
切断能力 |
パイプ:50mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0〜3,000 |
ストローク長(mm) | 13 |
重量(kg) | 1.7 |
※セット商品のみの取り扱いとなります
マキタ JR184DRG 18V-6.0Ah充電式レシプロソー
HiKOKI CR12DA
手のこ感覚でささっと使えるコンパクトボディ。レシプロソー刃とジグソー刃どちらも使えて取付けはアタッチメント不要!最適基板設計で充電時間も短縮!
切断能力 | 軟鋼パイプ:50mm 木材:50mm 軟鋼板:12mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0~3,200 |
ストローク長(mm) | 13 |
重量(kg) | 1.5 |
HiKOKI CR12DA 10.8V-4.0Ah充電式レシプロソー
重心が手元にくるように設計することで取り回しやすくするバランス設計。ツールレスブレード交換で替刃の取り付けもラクラク!マルチボルト蓄電池使用。
切断能力 |
軟鋼パイプ:50mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0~3,200 |
ストローク長(mm) | 13 |
重量(kg) | 1.9 |
HiKOKI CR18DA 18V-5.0Ah充電式レシプロソー
https://www.youtube.com/watch?v=wtQ0xtwrZPQ
パナソニック EZ47A1LJ2G-B
ハンドル部が4ポジションの折り曲げ式で現場のお悩み解決!14.4V・18Vどちらでも使用できる「デュアル」対応。
切断能力 |
金属管:50mm |
ストローク数(min-1)[回/分] |
18V:0~3,200 |
ストローク長(mm) | 14 |
重量(kg) | 2.05 |
パナソニック EZ47A1LJ2G-B 14.4V-18V-5.0Ah充電式レシプロソー
パワフル(切断能力150~)
ボッシュ GSA1100E
3kg台トップクラスの1,100Wモーター搭載で最強クラスのパワーを発揮!替刃の交換は工具不要で安全交換。デュアルLEDライトでさらに明るく!
切断能力 | 木材:230mm パイプ:150mm 軟鋼板:20mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0〜2,700 |
ストローク長(mm) | 28 |
重量(kg) | 3.5 |
ボッシュ GSA18V-32N
どんな作業でも操作しやすいボディデザインとスイッチ採用!コード式に匹敵するハイパワーで作業効率アップ。低振動機能と高効率モーター採用!
切断能力 | 木材:230mm パイプ:175mm 軟鋼板:20mm |
ストローク数(min-1)[回/分] | 0~2500 |
ストローク長(mm) | 32 |
重量(kg) | 4.5 |
ボッシュ GSA18V-32N 18V-8.0Ah充電式レシプロソー
レシプロソー 使い方
レシプロソーは他の工具と同様で持ち手部分の引き金を引くことで作動します。
ほとんどの機種に「スイッチロック」が付いています。ご使用の際にはロックを外してください。
替刃・ブレードの取り付け方
レシプロソー替刃の取り付け方は工具を使う方法と工具を使わない方法があります。
工具を使用する場合は六角レンチでゆるめて取付けます。
工具を使わない場合は「ワンタッチ取付」「工具レス取付」などと表示され、レバー操作や取付部を回転させることで取付け可能です。
各メーカー、各機種によって異なるので、取扱説明書を参照してください。
切断に使用する場合
加工物をしっかり固定してください。万力などで固定すると両手で作業できるので安全です。
シュー(ベース)を切断材にしっかり押し当てて切断してください。
※金属を切断する場合は切削油を使用してください。使用しない場合、刃の消耗が非常に大きくなります。
曲線に切る場合
折れにくい材質(バイメタルや超硬刃)などを使用し、送り速度(工具を動かすスピード)を遅くしてください。
※無理に速く動かすと替刃が折れる恐れがあります。
窓抜きする場合
窓抜きを行う場合は、短くて厚い替刃を使用することをおすすめします。刃が長いと軸がぶれたり刃が破損する恐れがあります。①シュー(ベース)を切断材に押し当ててください。このとき刃の先端は浮かせたままスイッチを入れてください。
②ハンドルをゆっくり持ち上げて、少しずつ切り込んでいきます。
③刃が完全に切断材を突き抜けるまで、しっかり工具を保持してください。
・作業中に無理な力を加えると刃が折れてしまうためご注意ください。
・切断材の固定と本体をしっかり保持して作業してください。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました!
ウエダ金物おすすめのレシプロソーをご紹介させて頂きました。
皆様のレシプロソー選びの参考になれば幸いです。
◆ウエダ金物では紹介したレシプロソー以外にもたくさんの関連商品を取り扱っておりますので、よろしければご覧になってください!◆
レシプロソー(セーバーソー)【激安通販ウエダ金物】公式サイト
◆お買い上げ時にご加入いただける「修理保証パック」というサービスも実施しております。◆
この記事を書いた人 ウエダカナモノ